女性向け雑誌
先日美容院で久しぶりに雑誌を読んだ。普段自分で買うことはないからこういう機会がないとまず読むことはない。女性向けのファッション誌には必ずと言っていいほど、一週間の着回しコーデなる特集があるのだけれど、久しぶりに読むとその非現実的な雰囲気に気持ちが萎えた。「今日は大事なプレゼンなの日、今までの成果を出せるようにがんばるぞ」「夜は彼とデート、素敵なイタリアンのお店を予約してくれていた、大好き」「自分にご褒美、前々から気になっていたスイーツのお店へ」「ジムでだらけた体を鍛え直さなくちゃ」溢れるるキラキラ感に圧倒されて、まったくコーデが頭に入ってこなかった。これと似たようなやつで、バックのアニメーションが気になって肝心な情報がはいってこない、と話題になっていた天気予報を思い出した。もえろ！バッカルコーンという曲をクリオネが歌ってるんだけど、途中ヒートアップするあたりから天気が入ってこなくなる。キラキラに圧倒されながらも読み進めると、座ってポーズを決めるモデルは、決まって大股を広げ、首をかしげ、口をぽかんと開ける、という法則があることに気づいた。私には柄の悪い人にしか見えないけれど、そのちょっと狂った世界観がきっとうけるんだろうなあ。
