帝の傲慢な態度に終始いらいら。それに比べてチャグムの清らかさったら。どれだけ帝が憎くみんなに殺してしまえと言われても頑なに拒否し、ただただ民を救いたい一心で行動できる真っ直ぐさがまぶしかった。今までみたくこの本でひとつの物語が完結するつくりではなくて次の
天と地の守り人に続くので一気に読むべし。
久しぶりの
バルサ。ずーっとチャグムとすれ違いで最後の最後に再会できてよかった。チャグムもいいけどタンダにも早く会いに行ってほしい。戦争に招集されてて死にそう。今までの話もそうだけど、絶対悪がいないのがすごいと思った。悪者をひとりつくれば戦争なんて簡単に起こせるだろうに、きちんとそれぞれの国の事情や思惑や特色を考慮して結果戦争になるっていう筋書きがしっかりしていた。
引き続きチャグムが奮闘している。これで国が救えるぞ!と希望がみえてきたところで、大きな天災によりこれまた新ヨゴが危機に瀕するという。チャグムがかわいそう。次の新ヨゴ編でこのてんやわんやな状況や帝との因縁にどう決着がつくのか楽しみ。
戦に天災に身内の揉め事とか色々あったのに最後はきれいにまとまった。帝がいつもチャグムに対して高圧的な態度をとっていたのはプライドだけではなくて、自分が天の子だからと信じていたからだとわかって納得。すっごいピュア。これで
守り人シリーズがおわりと思うとさみしい。